この文書は、プログラミング言語MLのサブセット「MinCaml」のコンパイラについて解説したチュートリアルです。MinCamlコンパイラは、単純かつ強力なプログラミング言語であるMLの普及を目標とし、「MLはよく知らないから使いたくない」という社会的慣性の悪循環を打ち破るべく、未踏ソフトウェア創造事業「美しい日本のMLコンパイラ」により開発されました。実装言語としてはMLの一種であるObjective Camlを使用しています。多少のMLプログラミング経験を前提としていますので、MLそのものについて知りたい方は、まず「超特急:
一時間でわかるML超入門」のほうを見ていただければ幸いです。
[2008年9月17日更新:
お茶の水女子大学の増子さんと浅井先生のご貢献により、SPARCに加えPowerPCもサポートされました。makeの前に./to_ppcか./to_sparcのいずれかを実行してください。]
[2012年8月27日更新:
Pentium 4以降(SSE2対応)のx86をサポートしました。makeの前に./to_x86を実行してください。]